ステファーノ・バルトリーニ著『幸せのマニフェスト―消費社会から関係の豊かな社会へ』をゼミで読んだ。
この本は、
「経済成長ばっかり気にしてたら、労働の時間も長くなるし、お金でものを買うことでしか満たされんくなってしまう、人々のつながり、良い関係性をつくることこそ、孤独を回避し、幸せな生活を送るために必要やねん!」
っていう、脱物質主義、脱消費社会、脱資本主義?、社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)の重要性みたいな話。
イタリアの研究者なんですって。イタリアの人の本読むの人生初かも。
(だからって別になんもないんやけど。)
この著者はとにかく、アメリカの資本主義が大っ嫌いみたい(笑)
あと、お金に執着することも、めっちゃ悪いことやって言ってる。
特に経済成長主義のダメなところとして、マスメディアの商品広告が挙げられていて、
広告業者は人々の「孤独は嫌だ」という消費者の心理につけ込んで、
「このゲームを買わないと、仲間外れにされますよ~」
「このままお肌のシミを放っておいたら、周りからドン引きされますよ~サプリ買いましょう~」
みたいな宣伝を出してくる。
ある意味 "重圧" を受けることになるから、人生の幸福度が下がるんや!
こらマスメディア!課税したろかァンドラんまぁヽ(`Д´)ノ怒
とのご意見でしたわ。
でも経済学ではこういう論調はよくある(流行ってる)し、私もこういう考え方好きやから読んでておもろい。
いつもは学生2人と教授2人でやってるゼミやけど、今日はもう一人は来られへんかったから、先生のほうが人数多いというバグが発生。
なんぼなんでも手厚すぎるわ。先生ら忙しいのに。
ありがたや。