頑固系OLのおっとりな本棚

頑固な思考から解放してくれるような本との出会いをマイペースに紹介

「温かいテクノロジー」が照らす未来をのぞいてみた

久しぶりにブログ編集ページを開くと「AIタイトルアシスト」たるタブがお出まし。 いつからこんなんあった?なんでも本文作ると内容に合わせてタイトルを作ってくれるのだとか…採用するかどうかは最後のお楽しみ。(結果:広告みたいな言い回しだったので不…

『問いのデザイン―創造的対話のファシリテーション』

最近ファシリテーションをする機会があったので迷ったがこの本を読んでみた。 特に「問いの立て方」を深堀しつつプログラムの立て方全体が網羅的にカバーされていて、これまで読んだファシリテーション関連の本の中でも満足度が高かったし、今すぐ実践したく…

『メガリスク時代の「日本再生」戦略』

物価上昇が著しい。 12月くらいまでリーズナブルだったみんな電力からの請求も、ヒーターを使いだしてから少しずつ上がり、4月からは1.5倍くらいの単価になるとのこと。 一方で九州では太陽光の出力抑制(電気が余っているので発電をしないように指令が出さ…

『嫌われる勇気』幸せになるには踏み出すほかない

またまた今更ながらではあるが、会社の先輩に「いまこの本自分の中でめっちゃキテルんよ!」っていわれて(キテルってなにw)渋々『嫌われる勇気』を読むことに。 ビジネスマンでこの本のタイトルを聞いたことがないという人はいないんじゃないかと思うくら…

『シン・二ホン』

虚無×やる気に満ち溢れる×何もやることがない=はてなブログ という感じで4か月に1回ぐらいはてなブログを覗きに来ては積読本を読む気力を取り戻している。 もう3か月くらい前になるが、今更『シン・二ホン』を読んでよかったから書き留めておきたい。 でも…

政治家は専門家を疲れさせるな

怖い夢を見ると必ず夢診断にかける。 いつもは逃げる夢が多い。 自分の嫌な部分から逃げてる証拠だとか。 でも一昨日見た夢はいつもと違って、怖いゾンビと刃物で戦ってた。 切りつけても切りつけても、全然死なんかった。 何か葛藤していることがあると、戦…

市民の生活基盤を支える資本なのであって

内定者懇談会で休みの日に援農ボランティアに行っているという学生に出会った。 いいなあ、他の大学院生みたいにいろいろやりながら研究したいけど、研究が進んでいない私にはそんな余裕は相変わらずない。 研究に関係ない本を読むことくらいは許されている…

里山保全による担い手確保にこだわる理由

先日、公的機関へのインターンに挑む学部生たちの前で、インターン経験者として経験談を話してきた。 経験談と言っても、私は審査で先生をうまいこと言いくるめて職業体験でないインターンに参加してしまったので、まるで参考にならない話しかできなかった。…

ダスグプタレビューのレビュー(低レベル編)

農業・農村政策の分野で著名な小田切徳美先生の今年出版されたばかりの著書を読んだんだけど、今までの小田切先生の主張をぎゅっとまとめたような内容になっていて大変勉強になった。 産業政策の影に隠れてしまった暮らしの政策(農村政策)をどう改善してい…

耕作放棄地ってきれいにしなきゃだめ?

amazon Audible(聴く読書)が時間の有効活用にもってこいで、寝る前や家事をするときによく聞いている。 寝る前はスリープタイマーを付けることができるのが便利。だいたいは私が寝付く前に終わってしまうんだけど。 今は寝る前に「サピエンス全史」を聴い…

なぜ企業は農業に参入するのか…確かに。

「牛乳を注ぐ女」で有名な井上涼さんの「玉虫の家庭教師が玉虫厨子」という曲がテレビで流れていて、あんまりにも可愛いのでフクフク笑いながら見た。 2回も流してくれて、さすがNHK、よくわかってんなー。 -----------------------------------------------…

放牧はいいも~ぅ 「水田活用新時代」

就活して研究完了報告書を書いて研究計画書書いてたら4月が終わった…長かったなぁ 私は3月に内定もらい、これから待ちに待ったのびのび研究生活である。 しかしそんな研究生活が始まるやいなや私を襲ったのは胃腸炎であった。 教授に会った日は38度代の熱を…

メディアは人種差別に対する認識を広める役割を

あまりめざましテレビは好きではないのだが、さらに嫌いになりそうな報道があったので書き留めておく。 マリナーズCEOのケビン・マザー氏が、球団匿名コーチの岩隈氏らに対し「英語がひどい」という旨の侮辱発言をし、ツイッターなどで国内から猛批判を受け…

地方は地方の強みを活かすべし「地方の論理」

最近、就職活動をしていてなんて時間がかかるんだ、なんて機械的な作業が多いんだとぐちぐちモードである。 マイナンバーに成績を登録するだのだの言ってる人いたけど、そのマイナンバーの登録情報に基づいていい就職先にすばやく面接に繋げてくれるサービス…

なんでこんな短い題名なんや「環境」

春休みに入ったので環境経済学の復習を。 長期休みに入る→復習する→長期休みが終わる→授業に追われる を幾度となく繰り返していたせいで、修論のテーマすら決まってない系ノロノロ大学院生ですけど何か? =================================================…

有事における政策決定はどのように行われるべきか

中国人留学生が教えてくれたのだが、 中国語で「民主主義」は大統領令のことを指すそうだ。(なんでw) あれ?中国に大統領…? そう、どうやら中国の国家主席を英語にするとPresidentになるらしい。 しかし、国家主席と大統領ではその選出のプロセスが全く異…

イメージが先行しがちな「移民」の議論

芦田愛菜ちゃんの「まなの本棚」で、まなちゃんと作家の辻村深月さんがスペシャル対談をしている様子が掲載されていた。 辻村さんの作品のつくり方やまなちゃんの役作りについて深堀されていて感激だった(語彙力) それにしてもまなちゃんの核心をついたコ…

市民は完全に専門家にゆだねるべき??

食材はなるべく国産を買うようにしている我が家。 昨日、今まで食べていたもち麦に原産地表示がないことに気づいた。 表示くらい書かんかい。 QRコードを読むと、「アメリカ、カナダ」と出てきた。 QRコード入れるほうがコストかかってるやろw 原材料表示の…

痛みを恐れずに

最近新聞を取るようになった。 毎朝ポストに新聞が届くなんて貴族になった気分。 私はこれまで毎日新聞を読むためにありとあらゆる方法を駆使してきたが、その労力が必要でなくなったのだ。 朝になれば、ポストに行くだけで新聞が手に取れる。 貴族のような…

我が道を行く活動家が政治を変えていく

環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんが自閉症スペクトラムを抱えていたということを知った。 自閉症スペクトラムの人は、言葉をそのまま受け取ってしまったり、他の人と協調するのが苦手だったりする。 グレタさんは小学生の頃に環境問題について知って以…

スティグリッツ 「プログレッシブキャピタリズム」感想

久々すぎる投稿。どんな感じで(口調とか?)書いてたか忘れた。 以前の投稿は大学院に入る前だったはず。 全く投稿をしなかった2020年は,本の読み方と現代社会の姿が徐々にわかった一年だったと思う。 さてさて,今回のゼミで読んだのは,経済学界では超超…

南米コロンビアに学ぶ持続可能な交通都市計画

持続可能なまちづくりのモデル都市として、コロンビアが取り上げられることがしばしばあるので、ちょいと調べてみた。 特に名前が出やすいのは首都のボゴタ市(人口770万人)と第二の都市であるメデジン市(人口250万人)。 ボゴタ市はあんまり日本語の文献…

脱物質主義への改革は難しい!

ステファーノ・バルトリーニ著『幸せのマニフェスト―消費社会から関係の豊かな社会へ』を8割読み進んだところで筆者の問題意識がよくわかってきた。 資本主義を基盤に、社会の意思決定権の大部分を握る富裕層が、 利権や目先の利益にとらわれてしまうせいで…

朝は何時に起きてもしんどい

朝は何時に起きてもしんどい 。 この事実に気づいた人はどんくらいいるやろうか。 この事実に気づいたあなたは、明日から早起きすることができるようになるはず。 次の日朝早いとわかっていても夜ふかししちゃうんやけど、 12月6日までに論文の1~2章は完…

幸せのマニフェスト

ステファーノ・バルトリーニ著『幸せのマニフェスト―消費社会から関係の豊かな社会へ』をゼミで読んだ。 この本は、 「経済成長ばっかり気にしてたら、労働の時間も長くなるし、お金でものを買うことでしか満たされんくなってしまう、人々のつながり、良い関…

まちづくりワークショップに参加してきた

昨日の夜は近くの区役所でまちづくりのワークショップに参加。 どうやったら自分たちのまちがもっと暮らしやすくなるんやろーなー、みたいなことを住民や区の職員らでわいわい話すっていう、近年よく見るワークショップと同じようなイベントで、たまたま区役…

理系と文系の研究のしかたの違い

昨日は理系の大学院に通う人に文系の研究や論文についていろいろ質問をされたんやけども、理系との違いがよくわかって面白かった。 どんな文献を集めるべきかについて話をしたときに、 「文系だと論文で使うデータの信ぴょう性を判断するときに、 『この分野…

科学技術は世界を救うか

筆者のゼミの教授(経済学専門)が若かれし頃、指導を受けていた先生は工学部から経済学部に転身したそうな。 その先生曰く、1つの技術が世の中の課題をすべて解決するということはありえないんやって。 だからこの先生は経済学に転身したんですって。 スマ…