持続可能なまちづくりのモデル都市として、コロンビアが取り上げられることがしばしばあるので、ちょいと調べてみた。
特に名前が出やすいのは首都のボゴタ市(人口770万人)と第二の都市であるメデジン市(人口250万人)。
ボゴタ市はあんまり日本語の文献がなかった…英語でもメデジン市が多かった。
しかも日本の研究者でコロンビアの研究をしている人はあんまりおらんみたい。
どちらも低所得者層もアクセスできる、かつ環境に優しい公共交通機関の整備で注目されているらしい。
メデジン市は結構前から取り組んでいて、ハーバード大学のなんちゃらっていう事業で、世界一すごい都市として2014年に選ばれてたみたい。(忘れたけど、とにかくすごいってこと!)
ロープウェー(標高が高いので)やLRTやBRT、高架鉄道、自転車シェアリングとかいう最近ホットなモビリティサービスが展開されているもよう。
残念なことに日本の文献では、そういう交通整備がもたらした効果とかについてまで分析されてなかったんよなぁ…
でもとにかく、麻薬がはびこっていたコロンビアがちょっとマシになったのは、そういう改革が進められた結果であって、
他の発展途上国がこれから開発を進めていくときの参考になるということで、コロンビアが研究されているということやった。
もしかしたら、10年後は日本よりも発展途上国のほうが、そういう脱自動車社会を早く実現しているかもしれない…
(資金をどこからもってくるのか、反対派の市民の過激な暴力をどう収めるのか、とかいう途上国ならではの問題も多いみたいやけどね。)
ちなみに、メデジン市にはかつて「麻薬王」と呼ばれた政治家?権力者?がいたらしくて、1993年にその人が死んでから改革が進んだんですって。知らんかった!